エポキシ樹脂とは
エポキシ樹脂とは
一般的にエポキシ樹脂は、構造中に２つ以上のエポキシ基を有する樹脂を指します。
中でも、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンから成る「ビスフェノールA型エポキシ樹脂」は最も使用頻度が高く、エポキシ樹脂使用量のおよそ７割を占めております。
エポキシ樹脂は、『硬化剤』と混ぜ合わせる事で優れた接着性・電気特性・耐薬品性・耐候性を有する不溶不融の硬化物となり、土木・建築・塗料・接着・電子材料など、幅広い分野で使用されております。
代表的な『硬化剤』には「アミン系硬化剤」「酸無水物系硬化剤」「フェノール系硬化剤」があり、それぞれ特徴を持った硬化物を得る事が出来ます。
大都産業は、これら『硬化剤』の中で特に「アミン系液状硬化剤」の変性を得意としています
アミン系硬化剤とは
硬化剤のなかで最も歴史があり、種類も使用量も多い硬化剤です。
反応性の異なる1級～3級のアミノ基を有する化合物に『変性』を加える事により、多種多様の特徴を持った「アミン系硬化剤」が得られます。エポキシ樹脂は、使用用途に適した「アミン系硬化剤」と組合せることにより優れた性能を発揮します。
代表的なアミン変性・反応
「アミン系硬化剤」の代表的な変性・反応をご紹介いたします。
| 変性名称 | 特徴 |
|---|---|
| アミド変性 | 接着性良好、防食性 |
| アダクト変性 | 毒性低減、可使時間短縮、発熱量の低減 |
| マイケル付加反応 | 硬化速度の鈍化、発熱量の低減 |
| マンニッヒ変性 | 光沢良好、硬度発現、低温硬化性、耐薬品性 |
| ケチミン変性 | 一液型硬化剤：湿気硬化型 二液硬化剤：可使時間延長 |
| ウレタン変性 | 柔軟性付与 |
大都産業は、およそ半世紀におよび蓄積したノウハウを駆使し最適なアミン系硬化剤の選定・変性・反応を行い、お客様に満足頂ける製品のご提案をお約束いたします。
